アクアの4WDは2WDと何が違う?
燃費性能や乗り心地、新車価格の違いを徹底解説
アクアの4WDは2WDと何が違う?
燃費性能や乗り心地、新車価格の違いを徹底解説

トヨタ自動車が販売するアクアは、ハイブリッド専用車です。
燃費性能の高さはもちろん、乗り心地や静粛性の高さにも強みを持つハイブリッドコンパクトカーとして多くの人から人気を集めています。
アクアは2WDと4WD(E-Four)の2つの駆動方式のモデルが用意されており、どんなシーンで運転するか、普段の運転する環境によっておすすめする駆動が異なります。
実際に自分がどちらの駆動方式が合っているか気になる人もいるかもしれません。
今回はアクアの2WD、4WDについて、駆動方式の違いやそれぞれの特徴、燃費性能や新車価格まで詳しく解説します。
燃費性能の高さはもちろん、乗り心地や静粛性の高さにも強みを持つハイブリッドコンパクトカーとして多くの人から人気を集めています。
アクアは2WDと4WD(E-Four)の2つの駆動方式のモデルが用意されており、どんなシーンで運転するか、普段の運転する環境によっておすすめする駆動が異なります。
実際に自分がどちらの駆動方式が合っているか気になる人もいるかもしれません。
今回はアクアの2WD、4WDについて、駆動方式の違いやそれぞれの特徴、燃費性能や新車価格まで詳しく解説します。

2WDと4WDの違いを徹底解説
そもそも2WDと4WDは何が違うかを解説します。
2WDと4WDという用語は、車の駆動方式の違いを表しています。
ここでは、以下の3つのカテゴリで、2WDと4WDの違いをまとめました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2WDと4WDという用語は、車の駆動方式の違いを表しています。
ここでは、以下の3つのカテゴリで、2WDと4WDの違いをまとめました。
- ・駆動の仕組み
- ・燃費性能
- ・雪道や泥道での突破性
それぞれ詳しく見ていきましょう。
駆動の仕組み
2WDと4WDの違いは車の駆動方式です。
それぞれの一般的に言われている特徴を以下にまとめました。
トヨタ自動車では、ハイブリッドモデルに対して走行状態に応じて駆動を制御するE-Four(電気式4WDシステム)という設定も用意しています。
状況に応じてFF(前輪駆動)・4WD(四輪駆動)を自動的に制御することで、高い燃費性能を維持できる点が特徴です。
それぞれの一般的に言われている特徴を以下にまとめました。
名称 | 2WD | 4WD |
略した言葉 | Two-Wheel Drive | Four-Wheel Drive |
動力を伝えるタイヤの数 | 2個 | 4個 |
種類 | FF FR など |
ダイナミックコントロール4WD パートタイム4WD フルタイム4WD E-Four(電気式4WD) など |
特徴 | ・車重が軽いので燃費性能が良い ・構成部品が少ないので車両価格が安い ・足元や荷室にゆとりがあり室内空間が広くとれる |
悪路での走行突破性が高い |
トヨタ自動車では、ハイブリッドモデルに対して走行状態に応じて駆動を制御するE-Four(電気式4WDシステム)という設定も用意しています。
状況に応じてFF(前輪駆動)・4WD(四輪駆動)を自動的に制御することで、高い燃費性能を維持できる点が特徴です。
燃費性能
アクアの燃費性能も、2WDと4WDで数値が異なります。
グレードごとの燃費性能を下記にまとめました。
※[ ]はE-Fourの数値
引用:[トヨタ自動車]
たとえばZ・GグレードのWLTCモード(km/L)を見ると、2WDと4WDで3.6km/Lの違いがあります。
4WDは2WDと比較して4つのタイヤを動かす必要があるため、装備されるパーツの車両重量が増えることから、燃費性能に違いが出ます。
4WD、2WD共通していることではありますが、燃費性能を向上させるためには、運転時の急ブレーキや急発進をやめて、一定のスピードで運転することが燃費を向上させるコツになります。
グレードごとの燃費性能を下記にまとめました。
GR SPORT | Z | G | X | |
WLTCモード(km/L) | 29.3 | 33.6[30.0] | 34.6[30.0] | |
市街地モード(km/L) | 31.0 | 34.3[32.0] | 35.7[32.0] | |
郊外モード(km/L) | 30.9 | 36.0[31.1] | 37.6[31.1] | |
高速道路モード(km/L) | 27.7 | 31.8[28.5] | 32.4[28.5] |
引用:[トヨタ自動車]
たとえばZ・GグレードのWLTCモード(km/L)を見ると、2WDと4WDで3.6km/Lの違いがあります。
4WDは2WDと比較して4つのタイヤを動かす必要があるため、装備されるパーツの車両重量が増えることから、燃費性能に違いが出ます。
4WD、2WD共通していることではありますが、燃費性能を向上させるためには、運転時の急ブレーキや急発進をやめて、一定のスピードで運転することが燃費を向上させるコツになります。
雪道や泥道での突破性
アクアの4WDはE-Four(電気式4WDシステム)を採用しています。
そのため、路面状況に応じて車が自動的に2WDと4WDを制御することが可能です。
ここでは、E-Fourの状況別の駆動の変化をまとめました。
引用:[トヨタ自動車]
特にE-Fourの魅力は雪路などの走行時に、スリップを検知して自動的に4WDに切り替えてくれる点です。
通常走行時に4WDを利用すると2WDよりも燃費性能が劣る点も、自動的に2WDに制御することで、デメリットを抑えることができるでしょう。
そのため、路面状況に応じて車が自動的に2WDと4WDを制御することが可能です。
ここでは、E-Fourの状況別の駆動の変化をまとめました。
状況 | 駆動 | 説明 |
発進時 | 4WD | 後輪へトルクを配分し、通常の道では発進性をアシストする 滑りやすい道でタイヤのスリップ量や坂道に応じて最適なトルクを配分し発進をサポートする |
平常走行 | 2WD | 定常走行時は2WDに切り替えて低燃費に貢献する |
雪路などの走行時 | 2WD→4WD | スリップを検知するとスムーズに4WDへ切り替える |
減速時 | 2WD | 減速時は2WDへ切り替える フロントユニットで効率よくエネルギーを回生する |
特にE-Fourの魅力は雪路などの走行時に、スリップを検知して自動的に4WDに切り替えてくれる点です。
通常走行時に4WDを利用すると2WDよりも燃費性能が劣る点も、自動的に2WDに制御することで、デメリットを抑えることができるでしょう。

アクアのグレード別の基本スペックを解説
アクアは2011年に発売され、2024年4月現在は2代目(2021年7月発売)が発売されています。
2024年4月には一部改良が行われ、さらに装備や機能がアップグレードされました。
ここでは2024年4月に実施された一部改良での変更点をまとめます。
さらに、一部改良の情報とともに、アクアの特別仕様車が設定されることも発表されました。
特別仕様車の名前は、Z “Raffine(ラフィネ)”です。
Z “Raffine(ラフィネ)”にも2WD・4WD(E-Four)それぞれの駆動が用意されているため、グレード装備などを踏まえて検討してみてください。
2024年4月には一部改良が行われ、さらに装備や機能がアップグレードされました。
ここでは2024年4月に実施された一部改良での変更点をまとめます。
- ブラインドスポットモニター(停車時警報機能付)⁺パーキングサポートブレーキ(前方静止物・後方接近車両)をZグレードに標準設定
- パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)をXグレードに標準設定
- パノラミックビューモニター(シースルービュー&ムービングビュー付)をZグレードに標準設定
- 自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)をZ、G、GR SPORTグレードに標準設定
さらに、一部改良の情報とともに、アクアの特別仕様車が設定されることも発表されました。
特別仕様車の名前は、Z “Raffine(ラフィネ)”です。
Z “Raffine(ラフィネ)”にも2WD・4WD(E-Four)それぞれの駆動が用意されているため、グレード装備などを踏まえて検討してみてください。

アクアの2WDと4WDで異なる3つの機能を紹介
アクアは2WDと4WDで何が異なるのでしょうか。
ここでは、燃費性能や価格以外の2WDと4WDの違いを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ここでは、燃費性能や価格以外の2WDと4WDの違いを紹介します。
- ・スウィングバルブショックアブソーバーを2WDに標準装備(Zのみ)
- ・2WDは静粛性を追求したアンダーカバーを追加
- ・ダブルウィッシュボーン式サスペンション
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スウィングバルブショックアブソーバーを2WDに標準装備
アクア2WD Zグレードのフロントサスペンションにはスウィングバルブショックアブソーバーが標準装備されています。
スウィングバルブショックアブソーバーとは、車が走行開始する際の微妙な低速域から機能するパーツで、路面のわずかな凸凹も滑らかに減衰させることが可能です。
極微低速域および、微低速から中高速域それぞれに最適な減衰力を確保し、極微低速域では微小な動きに対してもしっかりと減衰力を確保できるため、応答性が良くフラットな乗り心地を実現し、微低速から中高速域では減衰力を最適化することで、上質な乗り心地および、優れた操縦性・安定性を両立しました。
スウィングバルブショックアブソーバーとは、車が走行開始する際の微妙な低速域から機能するパーツで、路面のわずかな凸凹も滑らかに減衰させることが可能です。
極微低速域および、微低速から中高速域それぞれに最適な減衰力を確保し、極微低速域では微小な動きに対してもしっかりと減衰力を確保できるため、応答性が良くフラットな乗り心地を実現し、微低速から中高速域では減衰力を最適化することで、上質な乗り心地および、優れた操縦性・安定性を両立しました。
2WDは静粛性を追求したフロアアンダーカバーを追加
アクアの2WDは、4WDの突破性と比較して静粛性の高さを追求しています。
2WD車では遮音効果のあるフロアアンダーカバーを搭載。
リヤバンパー下にフロアアンダーカバーを搭載することで、エンジン排気音の室内への侵入を抑得ることが出来、静かな空間を追求しております。
なお2WDだけでなく、4WDにも音を抑える機能は搭載されています。
主な機能は以下のとおりです。
2WD車では遮音効果のあるフロアアンダーカバーを搭載。
リヤバンパー下にフロアアンダーカバーを搭載することで、エンジン排気音の室内への侵入を抑得ることが出来、静かな空間を追求しております。
なお2WDだけでなく、4WDにも音を抑える機能は搭載されています。
主な機能は以下のとおりです。
- ・振動・騒音を抑える高剛性ボディを採用
- ・ほぼフロア全面に吸音材の設定
- ・エンジン音・ロードノイズを低減する遮音材の最適配置
- ・接合部の隙間を埋めて車内への音の侵入の抑制
ダブルウィッシュボーン式サスペンション
アクアには滑らかな動きや剛性にこだわったフロントサスペンション・リヤサスペンションが装備されており、2WD・4WD問わず上質な乗り心地と心地よい走行性能を実現しています。
2WDと4WDで差がつくのはリヤサスペンションです。 E-Fourのリヤサスペンションにはコンパクトなダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを採用しています。
2WDと比較して必要なパーツや装備が増えて重くなりがちな4DWのサスペンションながらも、サスペンションジオメトリの最適化やブシュ取付角度の最適化により、優れた操縦安定性や操舵応答性および質感のある乗り心地を高次元で両立しました。
2WDと4WDで差がつくのはリヤサスペンションです。 E-Fourのリヤサスペンションにはコンパクトなダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを採用しています。
2WDと比較して必要なパーツや装備が増えて重くなりがちな4DWのサスペンションながらも、サスペンションジオメトリの最適化やブシュ取付角度の最適化により、優れた操縦安定性や操舵応答性および質感のある乗り心地を高次元で両立しました。

アクアの4WDと2WDで新車価格はどのくらい違う?車両本体価格を比較
ここでは、アクアの2WDと4WDで価格がどのくらい違うかを比較しました。
2WDと4WDそれぞれのグレード別の車両本体価格は以下のとおりです。
2WDと4WDの車両本体価格を比較すると、4WDの方が高いことが分かります。
4WDは4つのタイヤを動かすためのパーツが追加でかかることから、価格が高くなっていると考えられます。
降雪地帯やアウトドアでの運転が多い人で、車のスリップやスタックを避けたい人は4WDを検討してみてください。
2WDと4WDそれぞれのグレード別の車両本体価格は以下のとおりです。
グレード | 2WD | 4WD(E-Four) |
X | 2,146,000円 | 2,344,000円 |
G | 2,294,000円 | 2,492,000円 |
Z | 2,565,000円 | 2,763,000円 |
GR SPORT | 2,659,000円 | - |
特別仕様車 Z “Raffine” | 2,667,000円 | 2,837,000円 |
2WDと4WDの車両本体価格を比較すると、4WDの方が高いことが分かります。
4WDは4つのタイヤを動かすためのパーツが追加でかかることから、価格が高くなっていると考えられます。
降雪地帯やアウトドアでの運転が多い人で、車のスリップやスタックを避けたい人は4WDを検討してみてください。

まとめ
今回はアクアの2WDと4WDの違いについて、燃費性能や車両本体価格だけでなく、搭載されているシステムの違いまで詳しく解説しました。
アクアに搭載されているE-Fourは、走行状態によって2WDと4WDを自動的に切り替えることができる点が魅力です。
2WDだけではもしもの時に不安と考える人や、降雪地帯で運転する可能性がある人は、ぜひE-Fourを検討してみてください。
基本的なインテリアやエクステリアのデザインで2WDと4WDの違いが出ることはありません。
もし、どちらを購入すべきか悩んでいる人は、一度ウエインズトヨタ神奈川に相談してみてください。
ウエインズトヨタ神奈川の公式サイトはこちら>>
本記事内容は2024年4月時点の内容です。
アクアに搭載されているE-Fourは、走行状態によって2WDと4WDを自動的に切り替えることができる点が魅力です。
2WDだけではもしもの時に不安と考える人や、降雪地帯で運転する可能性がある人は、ぜひE-Fourを検討してみてください。
基本的なインテリアやエクステリアのデザインで2WDと4WDの違いが出ることはありません。
もし、どちらを購入すべきか悩んでいる人は、一度ウエインズトヨタ神奈川に相談してみてください。
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本記事内容は2024年4月時点の内容です。
【車両価格について】
■車両本体価格は'24年4月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
■車両本体価格はタイヤパンク応急修理キット付の価格です。
■車両本体価格にはオプション価格は含まれていません。
■保険料、税金(除く消費税)、登録料などの諸費用は別途申し受けます。
■自動車リサイクル法の施行により、リサイクル料金が別途必要となります。
【燃料消費率について】
■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。
■車両本体価格は'24年4月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
■車両本体価格はタイヤパンク応急修理キット付の価格です。
■車両本体価格にはオプション価格は含まれていません。
■保険料、税金(除く消費税)、登録料などの諸費用は別途申し受けます。
■自動車リサイクル法の施行により、リサイクル料金が別途必要となります。
【燃料消費率について】
■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。