
初代から16代目まで!歴代クラウンの特長と採用技術を徹底解説
初代から16代目まで!
歴代クラウンの特長と採用技術を徹底解説
クラウンは1955年の誕生以来、創業当初の理念を受け継ぎながら、時代とともに進化を続けてきました。
その歴史の長さから「歴代クラウンのラインアップは?」「それぞれのモデルの特長は?」と気になる方も多いでしょう。
本記事では、初代から最新の16代目までの歴代クラウンの特長や採用技術について詳しく解説します。

歴代クラウンの特長と採用技術(初代~16代目)
さっそく、歴代クラウンの特長について解説します。
1955年 初代クラウン
初代クラウンは「トヨペット・クラウン」という名称で発売され、日本の自動車技術を国際水準に高めるべく開発された最初の本格的な純国産乗用車でした。日本の自動車技術は戦争の影響で欧米から大きく遅れをとっていましたが、乗り心地や耐久性などにおいて日本人に合わせて製造することで注目を集めました。
観音開きのドアが特長的で「観音開きのクラウン」という愛称でも親しまれました。
乗り降りのしやすい観音開きドアはタクシー業界から好評で、タクシー・ハイヤーの定番として全国で愛されました。
販売価格は当時の国民の年間平均所得の約12.5倍である101万4860円でした。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
観音開きのドアが特長的で「観音開きのクラウン」という愛称でも親しまれました。
乗り降りのしやすい観音開きドアはタクシー業界から好評で、タクシー・ハイヤーの定番として全国で愛されました。
販売価格は当時の国民の年間平均所得の約12.5倍である101万4860円でした。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
1962年 2代目クラウン
時代のトレンドを反映し、アメリカン・コンパクトを思わせる、全長4,610mm〜4,690mmの伸びやかで美しいフォルムへ進化しました。ヘッドライトに4灯式を採用し、ボディサイズは小型車枠(5ナンバー)の限界まで拡大されるなど、大幅なモデルチェンジが行われました。
また、クラウンのトレードマークともいえる王冠のエンブレムもこの2代目から図案化され、今日まで採用されています。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
また、クラウンのトレードマークともいえる王冠のエンブレムもこの2代目から図案化され、今日まで採用されています。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
1967年 3代目クラウン
スタイリングは“日本の美”をテーマとし、さらに低く長くデザインされたことが3代目の特長です。3代目クラウンにはエンジンは6気筒M型2リッター4機種(100/105/110/125PS)と4気筒5R型2リッター(93PS)の5機種を採用しました。
また、クラウンには公用車や社用車を象徴する黒ではなく、自家用車に人気だった白が似合うことを謳った「白いクラウン」キャンペーンが功を奏し、個人のユーザーを増やしました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
また、クラウンには公用車や社用車を象徴する黒ではなく、自家用車に人気だった白が似合うことを謳った「白いクラウン」キャンペーンが功を奏し、個人のユーザーを増やしました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
1971年 4代目クラウン
4代目クラウンは、美しい丸みを帯びた先進的かつ個性的なスピンドルシェイプにより「クジラ」の愛称で親しまれました。1973年にはユーザーの声なども取り入れてスタイリングに手直しを加えました。
また、車名を「トヨペット・クラウン」から「トヨタ・クラウン」へ変更したことも4代目の大きな特長といえるでしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、4代目クラウン(1971)トヨタが未来に挑戦したクルマたち)
また、車名を「トヨペット・クラウン」から「トヨタ・クラウン」へ変更したことも4代目の大きな特長といえるでしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、4代目クラウン(1971)トヨタが未来に挑戦したクルマたち)
1974年 5代目クラウン
4ドアセダンの使い易さを向上させ、かつ個人ユーザーの期待に応えるべく、新たな高級パーソナルセダンとして4ドアハードトップを設定しました。広告には女優・吉永小百合さんが起用されました。
エンジンは直列6気筒SOHC 2563cc 140PS(4M)、1988ccEFI 135PS(M-E)、1988cc 115PS(M-C)の3種です。ギヤボックスは、3段MTコラム、4段MTフロア、5段MTフロア、3段ATコラム/フロアという5種類が採用されました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
エンジンは直列6気筒SOHC 2563cc 140PS(4M)、1988ccEFI 135PS(M-E)、1988cc 115PS(M-C)の3種です。ギヤボックスは、3段MTコラム、4段MTフロア、5段MTフロア、3段ATコラム/フロアという5種類が採用されました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
1979年 6代目クラウン
すでに日本の高級車として確固たる地位を確立していたクラウンは、これまでのデザインを生かしながら、4ドアのセダン、ハードトップ、2ドアハードトップ、ステーションワゴン、バンの5種を展開しました。
6代目のドアガラスを閉めた状態でセンターピラーが隠れて見える4ドアピラードハードトップは好評であり、後の世代にも継承されました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、親から子、そして孫へ。家族の思いを乗せて走り続ける6代目クラウン)
6代目のドアガラスを閉めた状態でセンターピラーが隠れて見える4ドアピラードハードトップは好評であり、後の世代にも継承されました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、親から子、そして孫へ。家族の思いを乗せて走り続ける6代目クラウン)
1983年 7代目クラウン
「世界最高級のプレステージサルーン」がテーマの7代目では2ドアハードトップを終了し、4ドアハードトップ、4ドアセダン、ステーションワゴン、バンの4バリエーションで展開され、個人ユーザーの需要を加速させました。
“いつかはクラウン”という有名なキャッチフレーズが誕生し、成長し豊かな日本を象徴するかのようなステータスシンボルとなり、知名度を上げた世代といえるでしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ公式企業サイト|トヨタ自動車75年史)
“いつかはクラウン”という有名なキャッチフレーズが誕生し、成長し豊かな日本を象徴するかのようなステータスシンボルとなり、知名度を上げた世代といえるでしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ公式企業サイト|トヨタ自動車75年史)
1987年 8代目クラウン
8代目においてもクラウンは時代の波に乗り、最先端のハイテク装備を意欲的に導入しました。3ナンバー専用ボディの設定やセルシオに先駆け、V8エンジンを搭載するなど、さらなる飛躍を遂げました。
「満たされて、新しいクラウン」をキャッチコピーとし、乗る人へ誇りや歓びを常に提供し続けるべく基本性能の向上や先進装備の導入を行った世代でした。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、クラウン(MS137)(1987年式) ~現存車を撮影して、当時のカタログをパロディ制作してみた~、トヨタ公式企業サイト|トヨタ自動車75年史)
「満たされて、新しいクラウン」をキャッチコピーとし、乗る人へ誇りや歓びを常に提供し続けるべく基本性能の向上や先進装備の導入を行った世代でした。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、クラウン(MS137)(1987年式) ~現存車を撮影して、当時のカタログをパロディ制作してみた~、トヨタ公式企業サイト|トヨタ自動車75年史)
1991年 9代目クラウン
新シリーズの“マジェスタ”が発表されたのが9代目です。輸入の高級車が増えていく中でも、日本で長く愛されてきた高級車としての誇りを失わず確固たる地位を守り続けていました。
V8エンジンを搭載し、世界最高レベルの静粛性を実現させました。ロイヤルシリーズの、より若々しくウェッジシェイプの効いたボディへの変化も見逃せないでしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
V8エンジンを搭載し、世界最高レベルの静粛性を実現させました。ロイヤルシリーズの、より若々しくウェッジシェイプの効いたボディへの変化も見逃せないでしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
1995年 10代目クラウン
10代目クラウンは、VSCなどの安全や環境に寄与する新技術が惜しみなく搭載された点が特長的です。すべてのグレードにおいて伝統のフルフレームからモノコックボディへ移行され、剛性等の安全性も進歩しました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
1999年 11代目クラウン
20世紀最後のモデルチェンジが11代目です。走りにこだわるヤングエグゼクティブの需要に合わせて、スポーティな“アスリート”を発表しました。
新世紀を迎えた2001年には環境に配慮したマイルドハイブリッドシステムを搭載し、環境への配慮においても高く評価されました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
新世紀を迎えた2001年には環境に配慮したマイルドハイブリッドシステムを搭載し、環境への配慮においても高く評価されました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
2003年 12代目クラウン
12代目は原点に立ち返った自動車づくりのために“ZERO”がキーワードとして設定されました。
「日本独創」をテーマに、“躍動”をイメージさせる自動車へ進化を遂げました。プラットフォームやエンジン、サスペンションなど主要なコンポーネントを一新した上に、走行性能もさらに向上させ、世界にも通用する新たなクラウンが誕生しました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
「日本独創」をテーマに、“躍動”をイメージさせる自動車へ進化を遂げました。プラットフォームやエンジン、サスペンションなど主要なコンポーネントを一新した上に、走行性能もさらに向上させ、世界にも通用する新たなクラウンが誕生しました。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介)
2008年 13代目クラウン
13代目クラウンはラグジュアリー系の“ロイヤル シリーズ”とスポーティー系の“アスリートシリーズ”の2シリーズに加え、“ハイブリッド”を設定しました。
先代のイメージをキープしながら発展させたスタイルとなっており、フロントホイールアーチを強調するフェンダーラインが特長となっています。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
先代のイメージをキープしながら発展させたスタイルとなっており、フロントホイールアーチを強調するフェンダーラインが特長となっています。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史)
2012年 クラウン14代目・AWS210系
14代目は先代と同じプラットフォームを使い、フロントを中心にスタイルが一新されました。一目で新型クラウンと分かる個性と躍動感に満ちたデザインとなっています。
環境への配慮を欠かさず爽快な走りも高次元で両立させた新開発の2.5L ハイブリッドシステムの導入も特長的でしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ公式企業サイト|トヨタ自動車75年史)
環境への配慮を欠かさず爽快な走りも高次元で両立させた新開発の2.5L ハイブリッドシステムの導入も特長的でしょう。
(参考:クラウンの軌跡 歴代クラウン紹介、トヨタ公式企業サイト|トヨタ自動車75年史)
2018年 15代目クラウン
車載通信機DCMを全車に標準搭載した初代コネクティッドカーとして誕生したのが15代目クラウンです。
スタイルや車両性能がTNGAに基づき磨き上げられました。走りについて最も過酷と称されるドイツのサーキットやニュルブルクリンクで走行テストを実施したことも注目を集めました。あらゆる状況において目線のぶれない走行安定性を実現したモデルとなっています。
(参考:トヨタ自動車)
スタイルや車両性能がTNGAに基づき磨き上げられました。走りについて最も過酷と称されるドイツのサーキットやニュルブルクリンクで走行テストを実施したことも注目を集めました。あらゆる状況において目線のぶれない走行安定性を実現したモデルとなっています。
(参考:トヨタ自動車)
2022年 16代目クラウン
2025年現在、最新クラウンは16代目です。トヨタの開発チームは、新しいクラウンの開発にあたり、「クラウンとは何か」を見つめなおし、「これからのクラウン」を追求した結果、「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4つの全く新しいクラウンを作り出しました。
大径タイヤによる力強いスタイルや、シンプルかつ上質なデザイン、ヒップポイントの向上により優れた乗降性と視界の良さの実現など、日本を代表する高級車としてますます進化を続けています。
(参考:トヨタ自動車)
大径タイヤによる力強いスタイルや、シンプルかつ上質なデザイン、ヒップポイントの向上により優れた乗降性と視界の良さの実現など、日本を代表する高級車としてますます進化を続けています。
(参考:トヨタ自動車)

まとめ
本記事では、歴代クラウンの特長や採用技術の進化について解説しました。
デザインや走行性能、コネクティッド技術など、多方面で進化を遂げてきたクラウンは、今後もさらなる発展を続けることでしょう。
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本記事内容は2025年2月の内容です。
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