ヴォクシーの内装を徹底解説！広さや収納とグレード別違い

ヴォクシーのコックピットは、ドライバーの視線移動を最小限に抑えるよう設計されています。メーター、ディスプレイオーディオ、そしてカラーヘッドアップディスプレイ（S-Zにメーカーオプション）が連携し、必要な情報をスムーズに確認できるレイアウトが採用されています。
ステアリングスイッチも充実しており、マルチインフォメーションディスプレイの表示切替やオーディオ操作、運転支援系（レーダークルーズコントロールなど）の操作をステアリングから手を離さずに行うことができます。

快適装備に関してもS-ZとS-Gでは標準装備の内容が異なります。
まず、冬場のドライブに欠かせない「快適温熱シート（シートヒーター）」です。S-Zでは運転席・助手席に標準装備されていますが、S-Gではメーカーパッケージオプションとなります。
次に空調システムです。S-Zは「左右独立温度コントロールフロントオートエアコン」を採用しており、運転席と助手席で別々の温度設定が可能です。さらに、後席には「リヤオートエアコン」も完備されています。対してS-Gの標準装備は、左右独立機能のないフロントオートエアコンと、リヤクーラー（ヒーター機能なしのマニュアルクーラー）となるため、後席の快適性や温度調整の細やかさで差が出ます。※S-Gでもオプションでアップグレードは可能。
また、ハイブリッド車を選ぶ場合、「アクセサリーコンセント（AC100V・1500W）」の有無も重要です。これは車内で家電製品が使えるだけでなく、災害時の非常時給電システムとしても機能する装備です。ハイブリッドのS-Zにはこれが標準装備されていますが、ハイブリッドのS-Gではメーカーオプション扱いとなります。

ヴォクシーには7人乗りと8人乗りが設定されており、セカンドシート（2列目）の仕様が大きく異なります。

上位グレードであるS-Zの7人乗りモデルには、子育て世代や車中泊ユーザーに嬉しい特別な機能が備わっています。
さらに、S-Zグレード（2WD車）にはメーカーパッケージオプションで、クラス初となる「オットマン＆シートヒーター（セカンドシート）」を設定可能です。これにより、2列目席がファーストクラスのような快適空間へと進化します。

後席での過ごしやすさを左右するテーブルや電源類もグレードによって差があります。
S-Z（7人乗り）には、「折りたたみ式大型サイドテーブル」が標準装備されます。ここにはカップホルダー4個に加え、充電用USB端子（Type-C）が2個装備されており、スマートフォンやタブレットの充電に非常に便利です。
一方、S-G（7人乗り）の場合は、「折りたたみ式サイドテーブル」となり、カップホルダー2個付きのシンプルなものになります（USB端子は非搭載）。8人乗りの場合は、ハイブリッド車・ガソリン車ともに「格納式センターボックス」が装備され、カップホルダー2個とオープンボックスが利用可能です。
このように、後席でスマートフォンを充電しながらくつろぎたい場合、S-Zグレードの標準装備の充実度が際立ちます。

子供や高齢者の乗り降りをサポートする機能として注目なのが、助手席側の「ユニバーサルステップ」（全車メーカーオプション）です。パワースライドドアの開閉に連動して、地上から約200mm（2WD車）の高さにステップが出現します。機械的なからくり機構を使っているため、モーターなどの場合、ユニバーサルステップは、安価（33,000円）で設定できるのも魅力です。
また、バックドアには世界初の「フリーストップバックドア」が採用されました。これは、バックドアを開ける際、途中の任意の位置で止めることができる機能です。車両後方のスペースが狭い駐車場でも壁や後ろの車にぶつけることなく荷物の出し入れが可能になります。
荷室の床下には大容量の「スーパーラゲージボックス」を備えており、高さのある荷物や、普段使わない洗車道具などを収納しておくのに便利です。

車内が散らからないよう、各所に考え抜かれた収納スペースが配置されています。

・シフト横小物入れ： シフトノブの横にスマートフォンなどを置けるスペースがあり、充電用USB端子（Type-C）も備わっています（S-Z、S-G共通）。
・助手席アッパーボックス＆助手席オープントレイ： 助手席前にはティッシュ箱などが収納できるアッパーボックスと、小物を置けるオープントレイがあり、収納力は十分です。
・インパネ一体型センターコンソールボックス（S-Z HV）： ハイブリッドのS-Zには大型のコンソールボックスが装備され、アッパートレイやリヤボックスに加え、ボックス後端（2列目側）にUSB端子（Type-C）2個とアクセサリーコンセント（AC100V）が設置されています。
 

ハイブリッド車の2WDモデルで比較すると、S-Z（3,999,600円）とS-G（3,595,900円）の車両本体価格の差は約40万円です。
この差額には、S-Zのワンランク上の装備が含まれています。以下で具体的な装備をご紹介します。

1. 見た目と質感： 17インチアルミホイール（S-Gは16インチ）、エアロパーツの加飾などの外装差に加え、内装では合成皮革＋ファブリックの上級シート（S-Gは上級ファブリック）が採用されています。
2. デジタル装備： 10.5インチディスプレイオーディオ（車載ナビ付）、12スピーカー、7.0インチTFTカラーマルチ インフォメーションディスプレイが標準装備されています。
3. 快適装備：左右独立温度コントロールフロントオートエアコン、リヤオートエアコン、快適温熱シート（シートヒーター）、大型サイドテーブル（充電USB付）が標準装備されています。
4. 機能装備： バックドアイージークローザーが標準装備。S-Zのみのメーカーオプションですが、パワーバックドアなどの拡張性もあります。

約40万円の差は決して小さくありませんが、後から追加できない装備（エアコンの仕様や内装の質感、大型メーターなど）が多く含まれています。特に、「夏場・冬場の快適性」や「後席での充電環境」、「大画面でのナビ・エンタメ利用」を重視する方にとっては、S-Zグレードは価格差以上の価値を提供してくれるでしょう。
一方で、S-Gグレードも基本性能や室内空間の広さはS-Zと同じなので、予算を抑えつつ、必要なオプションだけを追加するという選び方も、賢い選択肢と言えます。ご家族のライフスタイルに合わせて、最適な一台を選んでみてください。

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ヴォクシーは、グレードによって標準装備や選択できるオプションが細かく異なります。「S-Zの快適装備は捨てがたいけれど、予算も抑えたい」「8人乗りが必要だが、装備も充実させたい」など、お客様のお悩みは様々です。
ウエインズトヨタ神奈川の専門スタッフは、お客様のライフスタイルや家族構成、普段のクルマの使い方を丁寧にお伺いし、最適なグレードとオプションの組み合わせをご提案します。 カタログだけでは気づきにくい機能のメリットや実際の維持費なども含めて、プロの視点からアドバイスさせていただきます。

🔹【トヨタ ヴォクシー徹底解説】価格・燃費・内外装からグレードまで！後悔しない選び方もご紹介

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📅 本記事の内容は2025年12月時点の情報です。