ヴォクシーのサイズ解説！全長・全幅や室内空間と駐車場に関する注意点

ヴォクシーの室内寸法は、長さ2,805mm × 幅1,470mm × 高さ1,405mmという広大な空間を確保しています。 特筆すべきは、1,405mmという圧倒的な室内高です。これは、小さなお子様であれば立ったまま着替えができるほどの高さです。雨の日の送り迎えで車内で着替えさせたり、オムツ交換をしたりする際も、大人が腰を過度にかがめることなくスムーズに行えます。 また、左右方向の室内幅も十分に確保されているため、チャイルドシートを装着しても隣の席との圧迫感が少なく、セカンドシートでは大人が足を組んでくつろげる空間が広がっています。

ヴォクシーの魅力は、その広さを最大限に活かす多彩なシートアレンジにあります。

【7人乗り仕様：キャプテンシート】
2列目シートには「ストレート超ロングスライド」が利用可能。レバー操作ひとつで、最大745mmものロングスライドが可能です。3列目シートを跳ねあげて、2列目シートを最後端まで下げれば、まるでリムジンのように足を伸ばしてリラックスできる「スーパーリラックスモード」になります。逆に、前席に近づければ、運転席や助手席のパパ・ママがお子様のお世話をしやすくなる「前席ベビーケアモード」としても活用できます。 さらに、S-Zグレードにはメーカーパッケージオプションで「オットマン」や「シートヒーター」も設定可能です。冬場の移動や長距離ドライブでもファーストクラスのような快適さを提供します。

【8人乗り仕様：チップアップシート】
8人乗りの2列目シートは、6：4分割チップアップシートを採用。こちらも705mmのロングスライドが可能で、シート座面を跳ね上げて前方へスライドさせれば、セカンドシート以降が広大なラゲージスペースに早変わりします。

【サードシートの収納革命】
3列目シートの格納も劇的に進化しました。従来の跳ね上げ式は重くて大変でしたが、「ワンタッチホールドシート」を採用しています。レバーを引いて持ち上げるだけで、軽い力でスッと跳ね上がり、最後にカチッとロックするだけなので簡単に操作できます。 

【床下収納：スーパーラゲージボックス】
ラゲージのデッキボード下には、大容量の「スーパーラゲージボックス」を備えています（スペアタイヤ装着車を除く）。洗車道具などを収納するのに便利です。ボードを開けたまま固定できるフックも付いており、使い勝手は抜群です。
 

ボディサイズは3ナンバーとなりましたが、取り回しの良さを示す最小回転半径は5.5mに抑えられています。 これは一般的なミニバンとしても標準的な数値で、片側1車線の道路でのUターンや、狭い路地での右左折、ショッピングモールの駐車場での車庫入れなども、スムーズに行えます。

運転席に座ると、その視界の良さに驚かされます。交差点の右左折時に歩行者を見落としやすい死角を極限まで減らしています。 さらに、物理的な視界を補う強力な味方が「パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付）」です（全車メーカーオプション）。 車両の前後左右に搭載されたカメラの映像を合成し、まるで真上から車を見下ろしたような映像をディスプレイオーディオに表示します。

パノラミックビューモニターの機能一覧
・シースルービュー: ボディやシートを透かして見たような映像で、死角にある障害物を確認できます。
・コーナリングビュー: 狭いクランク路などを走行する際、自動で斜め後方から見たような映像を表示し、脱輪やこすりを防ぎます。
・床下透過表示機能: タイヤの位置や路面の状況（白線や車止め）を把握しやすく、駐車時の安心感を高めます。
 

駐車が苦手な方にとって、ヴォクシーの「アドバンスト パーク」はまさに救世主です（メーカーオプション）。 駐車したいスペースの横に止めてスイッチを押すだけで、ステアリングをはじめ、アクセルやブレーキ、シフト（ハイブリッド車のみ）の全操作をクルマが自動で行い、駐車を完了させてくれます。 並列駐車においては、バック駐車、前向き駐車、バック出庫、前向き出庫に対応。さらにハイブリッド車では、車外から専用スマートフォンアプリ「Remote Park」を使って遠隔操作で駐車・出庫ができる「リモート機能」も選択可能です。ドアが開けられないほど狭いスペースに駐車する際など、先に同乗者や荷物を降ろしてから無人で駐車することができる画期的な機能です。

ヴォクシーの全高は、2WD車で1,895mm、4WD/E-Four車で1,925mmです。 都市部のマンションやオフィスビル、古い商業施設などに多い「機械式駐車場（タワーパーキング）」の中には、入庫可能な高さ制限を「1,550mm以下」としている場所が多く存在します。これらの駐車場にはヴォクシーは入庫できません。 また、「ハイルーフ車対応」と謳っている駐車場でも、制限が「1,800mm以下」や「1,850mm以下」の場合は入庫不可となります。 特に注意が必要なのは、高さ制限が「2,000mm以下」や「1,900mm以下」と表示されている駐車場です。4WD車（1,925mm）を選ぶ場合は、1,900mm 制限の駐車場には入れません。また、アンテナや積載物を含めるとギリギリになるケースもあるため、ご自宅や職場の駐車場、よく利用するスーパーなどの高さ制限を事前に確認しておくことを強くおすすめします。
参考：国土交通省「駐車場法施行令第１５条の認定基準について」

ミニバンの大きなバックドアは、開けるために車両後方に大きなスペースが必要です。壁際や後ろに別の車が停まっている場合、全開にできずに荷物の出し入れに苦労した経験がある方も多いでしょう。 ヴォクシーには、「フリーストップバックドア」が全車標準装備されています。これは、バックドアを開閉する際、手で押すのをやめればその位置でドアがピタッと止まる機能です（開く方向のみ保持、閉じる時は軽い力で動きます）。 これにより、車両後方のスペースが狭くても、ドアを少しだけ開けて隙間から荷物をサッと出し入れすることが可能になりました。小柄な方でも手が届く位置で止められるため、閉める際の負担も軽減されます。

さらに、S-Zにメーカーオプションで選択できる「パワーバックドア」にも工夫があります。従来の開閉スイッチはバックドアの下端にありましたが、ヴォクシーでは車両側面のボディサイド（テールランプ付近）に配置されました。 これにより、ドアの正面に立つ必要がなく、横から安全を確認しながら開閉操作ができるようになり、後ずさりしてドアを避ける動作が不要になりました。

ウエインズトヨタ神奈川は、神奈川県内全域をカバーするトヨタの正規ディーラーです。ヴォクシーに関する正確な情報はもちろん、豊富な展示車・試乗車をご用意しており、実際に見て、触れて、確かめることができます。

神奈川県は、横浜や川崎のような都市部の狭い道から、湘南の海岸線、箱根の山道まで、多様な道路環境があります。地元の道路事情を熟知したスタッフが、「自宅周辺の道幅でも大丈夫か？」「よく行くショッピングモールの駐車場に入れやすいか？」といった、お客様一人ひとりの生活環境に合わせた具体的なアドバイスもさせていただきます。

店舗での試乗では、単に道路を走るだけでなく、車庫入れのしやすさやパノラミックビューモニターの視認性なども体験いただけます。 「思ったより視界が高くて運転しやすい」「この機能があれば駐車も怖くない」といった感覚は、実際にハンドルを握ってみて初めて分かるものです。ご希望であれば、ご自宅の車庫への入庫確認（※店舗により対応エリア等は異なりますのでご相談ください）など、購入後のミスマッチを防ぐためのサポートも可能です。

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皆さまのご来店・ご相談を心よりお待ちしております。

📅 本記事の内容は2025年12月時点の情報です。