クラウン（エステート）の内装の魅力は、運転のしやすさと上質な空間づくりが両立している点です。
両立を実現できた理由は、運転に必要な情報をウインドシールドガラスの視野内に投影する「カラーヘッドアップディスプレイ」や、「大型の12.3インチTFTカラーメーター＋マルチインフォメーションディスプレイ」を採用しているからです。
好みに合わせて表示をカスタマイズできる「メーター」や、同時に複数の情報が見られるように、『左／中央／右』の3種類を表示した「マルチインフォメーションディスプレイ」は、運転時の視界がブレない工夫がされています。
他にも、運転席は「8ウェイパワーシート」で体格に合わせてシートを電動調整が可能です。「ステアリングスイッチ」は、ステアリングから手を離さずに運転支援やオーディオ操作などができるので、集中して運転ができそうです。
また、クラウン （エステート）の「エアコン」は、運転席・助手席においてお好みに合わせて温度設定ができるので、乗員がそれぞれの快適温度に調節することができます。

　このように、クラウン（エステート）の内装は、ただ高級なだけでなく、直感的に運転に集中できるインテリア設計がなされており、クラウン（エステート）の内装の大きな魅力といえるでしょう。
 

　クラウン（エステート）の魅力のひとつは、グレードごとに異なるシート表皮と内装色の選択できる点です。グレードごとに選べるシート素材や内装色は以下のとおりです。
 
　ESTATE RSは内装色とシート素材が1種類に決まっています。ESTATE Zはブラック系と茶色の色味のサドルタン系の2種類から選べます。
グレイッシュブルーやブラック系の装飾は先進的なイメージを、サドルタンは、柔らかい雰囲気をイメージするかと思います。
「内装色」「シート素材」「ドアノブ」が変わるだけで車の印象は一気に変わります。
ぜひご自身の目で実写をご確認いただき色が与える印象をつかんでいただき、どんな車が欲しいのかを具体的にイメージすることに役立ててください。
 

　クラウン（エステート）は、グレードごとにインテリアの快適装備が異なります。ESTATE RSとESTATE Zのインテリア装備の違いは以下のとおりです。
 

　たとえば、仲間や家族でドライブすることが多い方は、ESTATE RSの後席左右シートヒーター付きの装備は冬でも乗員全員が温まることができるのでおすすめです。
運転するときに常に触れているステアリングホイールやシフトノブは、「ディンプル加工」の有無の違いがあります。グレードの装備の違いに注目して自分好みの内装を見つけましょう。
 

　装備内容はESTATE RSとESTATE Zどちらも同じくクラウン（エステート）「Toyota Safety Sense」が標準搭載されています。
「Toyota Safety Sense」とは、以下の予防安全機能のことです。
 

・ プリクラッシュセーフティ

・ 緊急時操舵支援

・ レーントレーシングアシスト［LTA］＋レーンディパーチャーアラート［LDA］

・ レーダークルーズコントロール（全車速追従機能付）

・ アダプティブハイビームシステム［AHS］

・ ロードサインアシスト［RSA］

・ ドライバー異常時対応システム

・ プロアクティブドライビングアシスト［PDA］

・ 発進遅れ告知機能［TMN］

　内装や装備はグレードごとに違いがあったクラウン（エステート）ですが、どちらのグレードも「Toyota Safety Sense」が標準搭載ですので、安心して運転を楽しめるでしょう。

　クラウン（エステート）のボディサイズ、室内サイズは以下のとおりです。
 

グレード	ESTATE RS / ESTATE Z
全長	4,930
全幅	1,880
全高	1,625
室内長	1,930
室内幅	1,540
室内高	1,200

　グレードによる違いはありません。SUVの特長を引き継ぐボディサイズのおかげで、後席の足元空間も十分に確保されており、運転席・助手席ともにゆとりがあり、居住性が高く快適な乗車姿勢が可能です。
また、全高から分かるようにSUVよりも車高が低く、さらに低重心なので乗り降りがしやすくなっています。
 

　クラウン（エステート）は、荷室のスペースが豊富です。なぜなら、クラウン（エステート）のラゲッジ容量は通常時でも約570Lとされており、ゴルフバッグやスーツケースの収納も余裕です。
さらに、後席を倒すことでサーフボードなどの長尺物の積載や、リアシートの分割可倒機能によりシーンに応じたアレンジが可能になります。キャンプやサーフィンなどのアウトドアに柔軟に対応できる荷室スペースと言えるでしょう。
また、フラットな床面設計の荷室スペースはフルフラットになるため、荷物を積むだけでなく、リヤドアを開いて荷室スペースに座り読書や仕事をする、という使い方もできます。
　このように、全席特等席となるような室内空間のおかげで、乗員が長距離移動でもストレスなく快適に過ごすことができ、荷室スペースも広いことから、多彩なライフスタイルに応えることができます。

　次に室内の収納スペースに着目すると、センターコンソールボックスやドアポケット、シートバックポケットなどが配置されており、小物を置く定位置が豊富にあるため、常に車を綺麗に保つことができます。

　クラウン（エステート）は高級感と、徹底的に考え抜かれた荷室スペースや収納スペースにより実際の使い勝手が両立した1台といえるでしょう。