bZ4Xのバッテリー容量はどれくらい?|充電時間・航続距離もご紹介
トヨタ初の本格的なBEV(バッテリー式電気自動車)である「bZ4X」。その購入を検討する際、バッテリー容量について気になる方も多いのではないでしょうか。
バッテリー容量は航続距離や充電時間に、大きく影響する非常に重要なポイントです。
この記事では、bZ4Xのバッテリー容量に関する基礎情報から2025年10月に発売された改良モデルと旧モデルの違い、実際の航続距離の目安、充電時間、そして気になるバッテリーの劣化対策や保証内容まで分かりやすくまとめています。
バッテリー容量は航続距離や充電時間に、大きく影響する非常に重要なポイントです。
この記事では、bZ4Xのバッテリー容量に関する基礎情報から2025年10月に発売された改良モデルと旧モデルの違い、実際の航続距離の目安、充電時間、そして気になるバッテリーの劣化対策や保証内容まで分かりやすくまとめています。
【目次】
バッテリー容量と航続距離・充電時間の関係
bZ4Xは、2025年10月の改良モデルでバッテリーの選択肢が増え、充電性能も向上しています。ここでは改良モデルのバッテリー容量と、その性能について解説します。
容量ごとの航続距離の目安
バッテリー容量と合わせて気になるのは一回の充電で走れる航続距離です。ここでは、各バッテリー容量と駆動方式(FWD/4WD)ごとの航続距離の目安をWLTCモードの数値でご紹介します。
※以下の数値は、2025年10月時点のトヨタ公式サイトの情報を基にした参考値です。実際の航続距離は、運転方法、エアコンの使用、外気温、タイヤの種類などによって変動します。
※以下の数値は、2025年10月時点のトヨタ公式サイトの情報を基にした参考値です。実際の航続距離は、運転方法、エアコンの使用、外気温、タイヤの種類などによって変動します。
bZ4X 航続距離の目安(WLTCモード)
※一充電走行距離は18インチタイヤ装着時のものです。
Zグレード74.7kWh(FWD)モデルでは、航続距離が600kmを超えています。これだけの距離を走れると、長距離のドライブでも途中の充電を気にすることなく楽しめるでしょう。
一方、Gグレードの57.7kWhモデルも544kmの航続距離があり、日常的な利用では十分な性能を備えています。
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グレード
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バッテリー総容量
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駆動方式・一充電走行距離(WLTC)
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|---|---|---|
|
G
|
57.7 kWh
|
FWD / 約544km
|
|
Z
|
74.7 kWh
|
FWD / 約746km
|
|
Z
|
74.7 kWh
|
4WD / 約687km
|
Zグレード74.7kWh(FWD)モデルでは、航続距離が600kmを超えています。これだけの距離を走れると、長距離のドライブでも途中の充電を気にすることなく楽しめるでしょう。
一方、Gグレードの57.7kWhモデルも544kmの航続距離があり、日常的な利用では十分な性能を備えています。
急速充電と普通充電の違い
bZ4Xのバッテリーは「急速充電」と「普通充電」の2つの方法で充電できます。それぞれの特長と、bZ4Xでの充電所要時間をご紹介します。
1. 急速充電
・ 高速道路のSAやPA、自動車販売店などに設置されている高出力の充電器です。
・短時間でバッテリーの充電ができ、最大150kWの急速充電に対応しています。
・充電時間の目安 :150kW出力の場合、約28分。バッテリー残量警告灯の点灯状態から約80%まで充電可能です。
※充電時間は、バッテリー残量、外気温、充電器の仕様などによって大きく変動します。特に冬場など低温時は充電に時間がかかる傾向があります(後述の「電池昇温機能」で改善されています)。
2. 普通充電
・自宅をはじめ商業施設、ホテルなどに設置されている比較的出力の低い充電器です。
・充電に時間がかかりますので、長時間駐車できる場所に設置されていることが一般的です。
・充電時間の目安:3kW出力の場合、Zグレードは約23時間、Gグレードは約18時間。
「自宅に充電設備がある場合は夜間に普通充電をして、外出先で充電する際は急速充電を活用する」という使い分けが基本となりますが、bZ4Xの航続距離を踏まえると自宅に充電設備がなくても、外出時の急速充電のみで賄うことも可能です。
1. 急速充電
・ 高速道路のSAやPA、自動車販売店などに設置されている高出力の充電器です。
・短時間でバッテリーの充電ができ、最大150kWの急速充電に対応しています。
・充電時間の目安 :150kW出力の場合、約28分。バッテリー残量警告灯の点灯状態から約80%まで充電可能です。
※充電時間は、バッテリー残量、外気温、充電器の仕様などによって大きく変動します。特に冬場など低温時は充電に時間がかかる傾向があります(後述の「電池昇温機能」で改善されています)。
2. 普通充電
・自宅をはじめ商業施設、ホテルなどに設置されている比較的出力の低い充電器です。
・充電に時間がかかりますので、長時間駐車できる場所に設置されていることが一般的です。
・充電時間の目安:3kW出力の場合、Zグレードは約23時間、Gグレードは約18時間。
「自宅に充電設備がある場合は夜間に普通充電をして、外出先で充電する際は急速充電を活用する」という使い分けが基本となりますが、bZ4Xの航続距離を踏まえると自宅に充電設備がなくても、外出時の急速充電のみで賄うことも可能です。
充電時間を短くする工夫
bZ4Xのバッテリーは、常に最適な電力で充電するバッテリープレコンディショニング機能があります。急速充電の前にバッテリーの温度を最適な状態にすることで、特に寒冷時の充電時間を短縮してくれます。これにより、バッテリーへの負担を最小限に抑えつつ、効率的な充電を実現しています。
旧モデルと新モデル(2025年10月改良)の違い
bZ4Xは、2022年の登場以降、改良が重ねられてきました。特に2025年10月に発表された改良モデルでは、BEVの心臓部であるバッテリー性能が大きく見直されています。
ここでは、旧モデルと新モデルの主な違いを、バッテリー容量と性能の観点から比較してみましょう。
ここでは、旧モデルと新モデルの主な違いを、バッテリー容量と性能の観点から比較してみましょう。
改良ポイント①:バッテリーラインアップの刷新(選べる2容量へ)
2025年10月の改良の際に、Gグレード(スタンダードモデル)が57.7kWh、Zグレード(ロングレンジモデル)が74.7kWhという2種類のバッテリー容量で設定されました。「容量が減ったモデルがある?」と驚くかもしれませんが、これはユーザーの多様なニーズに応えるための戦略的なラインアップ変更です。
・57.7kWhモデル:主に市街地での利用や毎日の通勤、送迎が中心の方に適しています。車両価格を抑えながら、BEVの魅力を求める方に向けた選択肢です。
・57.7kWhモデル:主に市街地での利用や毎日の通勤、送迎が中心の方に適しています。車両価格を抑えながら、BEVの魅力を求める方に向けた選択肢です。
・74.7kWhモデル:旧モデルを超える大容量バッテリーを搭載。週末に遠方へドライブするなど、長距離の移動が多い方や、航続距離に安心感を求める方に最適です。
この改良により、bZ4Xはより多くの人々のライフスタイルにフィットするBEVへと進化しました。 改良ポイント②:急速充電性能の向上(電池昇温機能)
EVのバッテリーは、低温(特に冬場)になると性能が低下し、急速充電にかかる時間も長くなるという弱点があります。
BZ4Xの改良モデルでは、寒さが厳しい地域や時期の急速充電をサポートするためにバッテリープレコンディショニング機能が強化されました。これにより、外気温が低い冬場でもバッテリーの充電受け入れ性能が向上し、急速充電時間の短縮が期待できます。
BZ4Xの改良モデルでは、寒さが厳しい地域や時期の急速充電をサポートするためにバッテリープレコンディショニング機能が強化されました。これにより、外気温が低い冬場でもバッテリーの充電受け入れ性能が向上し、急速充電時間の短縮が期待できます。
bZ4Xのバッテリー寿命を延ばすための使い方
BEVの購入を検討する際、バッテリーの寿命(劣化)を心配される方は多いのではないでしょうか。bZ4Xは日々の使い方を少し工夫するだけで、バッテリーをさらに長持ちさせることが可能です。
定期的なメンテナンス
バッテリーは少しずつ劣化していきますが、近年のバッテリーは性能が向上しているため、寿命寸前まで劣化の兆候がわかりにくく、ある日突然モーターが動かなくなるケースが増えています。
こうした「突然のトラブル」を未然に防ぐためにも、定期的なバッテリー診断と、その結果によっては、バッテリー交換をおすすめします。
こうした「突然のトラブル」を未然に防ぐためにも、定期的なバッテリー診断と、その結果によっては、バッテリー交換をおすすめします。
ソフトウェア更新によるバッテリー制御の最適化
bZ4Xは、通信によるソフトウェアアップデート機能に対応しています。
これは、スマートフォンが自動で新機能を追加したり不具合を修正したりするのと同じ仕組みです。トヨタは、バッテリーの制御プログラムに関しても随時アップデートを行っています。
購入後もバッテリーの充放電ロジックや温度管理システムが最新の状態に最適化されるため、長期間にわたって高いバッテリー性能を維持できることが期待されます。
これは、スマートフォンが自動で新機能を追加したり不具合を修正したりするのと同じ仕組みです。トヨタは、バッテリーの制御プログラムに関しても随時アップデートを行っています。
購入後もバッテリーの充放電ロジックや温度管理システムが最新の状態に最適化されるため、長期間にわたって高いバッテリー性能を維持できることが期待されます。
安心して乗り続けるためのバッテリー保証とサポート体制
bZ4Xは、バッテリーを長く使うことを前提に設計されています。万が一のトラブルに備えた手厚い保証とサポート体制もトヨタの大きな強みです。
bZ4Xのバッテリー容量保証
トヨタは、bZ4Xの駆動用バッテリーに対して、手厚いメーカー保証を設定しています。
【bZ4X EVバッテリー特別保証】
・保証期間: 新車登録から10年間
・保証距離: 200,000kmまで
・保証内容: バッテリー容量70%以上を保証
※この保証は、2025年10月発表の改良モデルに適用され、「容量70%保証(10年)」と安心の修理と交換保証が設定されています。
【bZ4X EVバッテリー特別保証】
・保証期間: 新車登録から10年間
・保証距離: 200,000kmまで
・保証内容: バッテリー容量70%以上を保証
※この保証は、2025年10月発表の改良モデルに適用され、「容量70%保証(10年)」と安心の修理と交換保証が設定されています。
コネクティッドサービスの活用でEVライフがさらに便利に
bZ4Xは、トヨタのコネクティッドサービス「T-Connect」に対応しており、専用スマートフォンアプリ「My TOYOTA+」と連携することで、EVライフの利便性が格段に向上します。
・バッテリー残量の確認:外出先からでも、スマートフォンのアプリで現在のバッテリー残量や航続可能距離をリアルタイムで確認できます。
・充電ステーション検索:全国の充電ステーション(急速・普通)の位置や、現在の空き状況を検索・ナビに送信できます。
・リモート充電管理:充電の開始・停止をアプリから遠隔操作できます。
・リモートエアコン:出発前にアプリからエアコンを起動させ、車内を快適な温度にしておくことができます。
・バッテリー残量の確認:外出先からでも、スマートフォンのアプリで現在のバッテリー残量や航続可能距離をリアルタイムで確認できます。
・充電ステーション検索:全国の充電ステーション(急速・普通)の位置や、現在の空き状況を検索・ナビに送信できます。
・リモート充電管理:充電の開始・停止をアプリから遠隔操作できます。
・リモートエアコン:出発前にアプリからエアコンを起動させ、車内を快適な温度にしておくことができます。
便利な「バッテリーあがり事前通知サービス」(eケア)のご案内
一部の電動車(BEVやHEV車など)にお乗りのお客様は、「eケアサービス」をご利用いただけます。
このサービスは、車の補機バッテリーの充電量が低下すると、お客様のスマートフォンアプリに通知をお届けする機能です。
通知が届いた場合、そのまま放置すると、バッテリーあがりが発生する恐れがあります。通知が届いたら、お早めに近くの販売店へご相談ください。
このサービスは、車の補機バッテリーの充電量が低下すると、お客様のスマートフォンアプリに通知をお届けする機能です。
通知が届いた場合、そのまま放置すると、バッテリーあがりが発生する恐れがあります。通知が届いたら、お早めに近くの販売店へご相談ください。
お車に関するご相談は、ウエインズトヨタ神奈川まで!
bZ4Xの優れたバッテリー性能やBEVならではの新しいカーライフについてご紹介してきましたが、実際の乗り心地や性能は、ぜひご自身で体感していただくのが一番です。
神奈川県内でbZ4Xの購入やBEVライフに関するご相談をご検討の際は、ぜひお近くのウエインズトヨタ神奈川までお気軽にお越しください。
神奈川県内でbZ4Xの購入やBEVライフに関するご相談をご検討の際は、ぜひお近くのウエインズトヨタ神奈川までお気軽にお越しください。
試乗で最新モデルの走りと充電性能を体感
ウエインズトヨタ神奈川では、bZ4Xの試乗車をご用意しています。 BEVならではの静かで滑らかな加速感、低重心による安定した走り、そして改良モデルで進化したバッテリー性能や航続距離の感覚を、ぜひ実際の公道でご体感ください。
試乗の際には、 BEVに精通したスタッフが同乗し、操作方法やエネルギーモニターの見方、効率的な運転のコツなども丁寧にご説明いたします。
試乗の際には、 BEVに精通したスタッフが同乗し、操作方法やエネルギーモニターの見方、効率的な運転のコツなども丁寧にご説明いたします。
充電設備や補助金(CEV補助金)の相談も可能
BEVの購入にあたっては、「自宅に充電器を設置できるか?」「費用はどれくらいかかる?」「国や自治体の補助金は使える?」といった疑問がつきものです。
ウエインズトヨタ神奈川では、ご自宅に最適な充電設備の設置提案から、各種助成金・補助金の申請サポートまで、BEV導入に関するあらゆる相談をワンストップで対応します。
ウエインズトヨタ神奈川では、ご自宅に最適な充電設備の設置提案から、各種助成金・補助金の申請サポートまで、BEV導入に関するあらゆる相談をワンストップで対応します。
まとめ
トヨタ bZ4Xは、2025年10月の改良を経て、57.7kWh(Gグレード)と74.7kWh(Zグレード)という2つのバッテリー容量ラインアップを持つ、非常に魅力的なBEVへと進化しました。
bZ4Xのバッテリー容量の違いを理解し、ご自身の充電環境や走行距離に合わせたモデル選びが、快適なEVライフの第一歩です。
神奈川県でbZ4Xの試乗・購入・BEVに関するご相談は、豊富な知識とサポート体制を誇るウエインズトヨタ神奈川へ、ぜひお気軽にお問い合わせください。
bZ4Xのバッテリー容量の違いを理解し、ご自身の充電環境や走行距離に合わせたモデル選びが、快適なEVライフの第一歩です。
神奈川県でbZ4Xの試乗・購入・BEVに関するご相談は、豊富な知識とサポート体制を誇るウエインズトヨタ神奈川へ、ぜひお気軽にお問い合わせください。
忙しくて店舗に足を運ぶのが難しい方には、来店不要でご相談や商談ができる「オンライン相談」サービスをご用意しております。ご自宅からでもお気軽にご相談いただけます。
また、スムーズにご来店いただけるよう来店予約も承っております。「購入相談する」ボタンからご希望の車種とご来店希望日をお知らせください。
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お車に関するご相談は、神奈川にある「ウエインズトヨタ神奈川」まで!
皆さまのご来店・ご相談を心よりお待ちしております。
📅 本記事の内容は2025年11月時点の情報です。
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【引用】
トヨタ自動車WEBサイト
【燃料消費率について】
■燃料消費率は定められた試験条件[JC08モード・WLTCモード](国土交通省審査値)のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。
【車両価格について】
■車両本体価格は2025年11月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
■車両本体価格はタイヤパンク応急修理キット付の価格です。
■車両本体価格にはオプション価格は含まれていません。
■保険料、税金(除く消費税)、登録料などの諸費用は別途申し受けます。
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■燃料消費率は定められた試験条件[JC08モード・WLTCモード](国土交通省審査値)のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。
【車両価格について】
■車両本体価格は2025年11月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
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■保険料、税金(除く消費税)、登録料などの諸費用は別途申し受けます。
