ルーミーの排気量は？燃費や自動車税への影響を詳しく解説
ルーミーの排気量は？燃費や自動車税への影響を詳しく解説
トヨタの「ルーミー」は、広い室内空間と優れた使い勝手を備えたトール2BOXのコンパクトカーです。スライドドアの利便性や、多彩なシートアレンジによる積載性の高さが特長で、ファミリー層を中心に幅広い人気を集めています。
本記事では、ルーミーの排気量について詳しく解説し、燃費や走行性能、自動車税への影響についても紹介します。ルーミーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
本記事では、ルーミーの排気量について詳しく解説し、燃費や走行性能、自動車税への影響についても紹介します。ルーミーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ルーミーの排気量は大きい？小さい？意外なメリットとは
ルーミーの排気量は「1.0L」と表記されることが一般的ですが、正確には「996cc」です。排気量が1.0L程度の車は「リッターカー」と呼ばれ、燃費性能や維持費の面で経済的なメリットがあることから、多くのユーザーに選ばれています。
なお、経済性を重視する場合、最も負担が少ないのは排気量660cc以下の軽自動車です。ただし、軽自動車は乗車定員が4人のため、子どもが2人以上いる家庭では定員を超えてしまうことがあります。また、成長に伴い後部座席が手狭になることも考えられます。
そこで、軽自動車に次ぐ経済的な選択肢として、リッターカーが注目されています。なかでも、トヨタのリッターカーの中でルーミーは唯一のトールワゴンに分類され、広い室内空間と利便性を兼ね備えている点が特長です。
なお、経済性を重視する場合、最も負担が少ないのは排気量660cc以下の軽自動車です。ただし、軽自動車は乗車定員が4人のため、子どもが2人以上いる家庭では定員を超えてしまうことがあります。また、成長に伴い後部座席が手狭になることも考えられます。
そこで、軽自動車に次ぐ経済的な選択肢として、リッターカーが注目されています。なかでも、トヨタのリッターカーの中でルーミーは唯一のトールワゴンに分類され、広い室内空間と利便性を兼ね備えている点が特長です。
トヨタの他コンパクトカーとの排気量の比較
ルーミーと同じコンパクトカーに分類されるトヨタのモデルには、以下のような車種があります。
以下の表でそれぞれの排気量を比較してみましょう。
ヤリス（2WD・CVT・ガソリン車｜G・Xグレード）の排気量はルーミーと同じ996ccです。一方、それ以外のモデルは1.5L〜2.0Lクラスの排気量となり、ルーミーはトヨタのコンパクトカーの中でも特に排気量が小さいことが分かります。
・アクア
・カローラスポーツ
・ヤリス
・カローラスポーツ
・ヤリス
以下の表でそれぞれの排気量を比較してみましょう。
| 車種 | 排気量 |
| ルーミー | 996cc |
| アクア | 1,490cc |
| カローラスポーツ | 1,797cc～1,986cc |
| ヤリス | 996cc～1,490cc |
ヤリス（2WD・CVT・ガソリン車｜G・Xグレード）の排気量はルーミーと同じ996ccです。一方、それ以外のモデルは1.5L〜2.0Lクラスの排気量となり、ルーミーはトヨタのコンパクトカーの中でも特に排気量が小さいことが分かります。
ルーミーの排気量と燃費の関係｜効率的な走りを実現！
一般的に、排気量が大きいほどエンジンのパワーが強くなり、それに伴い燃料消費量も増えるため、燃費が低下する傾向があります。しかし、近年はハイブリッド技術の進化により、排気量が大きくても燃費が優れた車種も増えています。
ルーミーはガソリン専用モデルで、ハイブリッド車の設定はありません。グレードごとの燃費性能は以下のとおりです。
※[ ]内の数値は4WD車の燃費
ルーミーの燃費は、ターボ付きの「G-T」および「カスタムG-T」が16.8km/L、NA（自然吸気）エンジンの「カスタムG」「G」「X」では最大18.4km/L（2WDの場合）を記録しています。
ルーミーはガソリン専用モデルで、ハイブリッド車の設定はありません。グレードごとの燃費性能は以下のとおりです。
| グレード | 燃費 （WLTCモード） |
市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
| カスタムG-T / G-T | 16.8km/L | 12.7km/L | 18.4km/L | 18.3km/L |
| カスタムG / G / X | 18.4km/L[16.8km/L] | 15.5km/L[13.9km/L] | 19.7km/L[17.9km/L] | 19.2km/L[17.7km/L] |
ルーミーの燃費は、ターボ付きの「G-T」および「カスタムG-T」が16.8km/L、NA（自然吸気）エンジンの「カスタムG」「G」「X」では最大18.4km/L（2WDの場合）を記録しています。
トヨタの他コンパクトカーとの燃費比較
ルーミーと同じコンパクトカーに分類されるトヨタのモデルには、ハイブリッド車の設定がある車種も多く存在します。特にアクアはハイブリッド専用車であるため、全体的に燃費性能が高くなっています。
以下は、WLTCモード燃費での比較です。
また、ガソリン車のみの燃費を比較すると、以下のようになります。
カローラスポーツとルーミーは燃費性能がほぼ同等ですが、ヤリスはやや優れた燃費性能を持っています。特に、ヤリスの996ccエンジン（2WD・CVT車）は「20.2km/L」と、ルーミーよりも燃費が向上しています。
以下は、WLTCモード燃費での比較です。
| 車種 | 燃費（WLTCモード） |
| ルーミー | 16.8 km/L〜18.4km/L |
| アクア | 29.3 km/L〜34.6km/L |
| カローラスポーツ | 17.2 km/L〜30.0km/L |
| ヤリス | 19.0 km/L〜36.0km/L |
また、ガソリン車のみの燃費を比較すると、以下のようになります。
| 車種 | 燃費（WLTCモード）・ガソリン車 |
| ルーミー | 16.8km/L〜18.4km/L |
| カローラスポーツ | 17.2km/L〜18.3km/L |
| ヤリス | 19.0km/L〜21.3km/L |
カローラスポーツとルーミーは燃費性能がほぼ同等ですが、ヤリスはやや優れた燃費性能を持っています。特に、ヤリスの996ccエンジン（2WD・CVT車）は「20.2km/L」と、ルーミーよりも燃費が向上しています。
ルーミーの排気量でも走行性能は十分？加速や坂道は問題なし？
ルーミーはコンパクトカーの中でも排気量が小さいですが、実際の走行性能が気になる方もいるでしょう。
排気量が小さいとエンジンのパワーが抑えられる傾向にありますが、ルーミーは用途に応じた2種類のエンジンを搭載しており、街乗りから高速道路まで快適に走行できます。
ここでは、ルーミーの走行性能について詳しく解説します。
排気量が小さいとエンジンのパワーが抑えられる傾向にありますが、ルーミーは用途に応じた2種類のエンジンを搭載しており、街乗りから高速道路まで快適に走行できます。
ここでは、ルーミーの走行性能について詳しく解説します。
用途に応じて選べる2種類のエンジン
ルーミーには、自然吸気エンジン（NA）とターボエンジンの2種類が用意されています。主な違いは加速性能で、特にターボエンジンは力強い走りを求める方に適しています。
| エンジン | 特長 | 最高出力（ネット） | 最大トルク（ネット） |
| 1.0L 1KR-FE VVT-iエンジン（NA） | 街乗りに適したスムーズな加速 | 51kW（69PS）/6,000r.p.m. | 92N・m（9.4kgf・m）/4,400r.p.m. |
| 1.0L 1KR-VET VVT-iターボエンジン | 高速道路でも余裕の走行性能 | 72kW（98PS）/6,000r.p.m. | 140N・m（14.3kgf・m）/2,400〜4,000r.p.m. |
1.0L 1KR-FE VVT-iエンジン（NA）
💡ポイント
・発進や加速がスムーズで、街乗りに最適
・登坂時のパワーも確保されており、坂道でも安心
・燃費性能を重視する方におすすめ
・発進や加速がスムーズで、街乗りに最適
・登坂時のパワーも確保されており、坂道でも安心
・燃費性能を重視する方におすすめ
1.0L 1KR-VET VVT-iターボエンジン
💡ポイント
・1.5Lクラス相当のトルクを発揮し、高速道路でも快適な加速
・スポーツモードを搭載し、レスポンスの良い走りを実現
・4人乗車＋荷物を積むシーンやアウトドア用途にも適応
・1.5Lクラス相当のトルクを発揮し、高速道路でも快適な加速
・スポーツモードを搭載し、レスポンスの良い走りを実現
・4人乗車＋荷物を積むシーンやアウトドア用途にも適応
ルーミーはコンパクトながらも選べるエンジンラインアップが魅力であり、街乗り中心ならNAエンジン、荷物を多く積む場合や高速道路をよく利用するならターボエンジンを選ぶと良いでしょう。
ルーミーの排気量で自動車税はいくら？コスパの良さを検証！
車を所有していると、毎年支払わなければならない税金として「自動車税（種別割）」があります。
自動車税（種別割）は、毎年4月1日時点の車検証上の所有者に課せられ、排気量が小さいほど税額が低くなります。ルーミーは1,000cc以下の区分に該当するため、コンパクトカーの中でも税額が比較的お得です。
なお、自動車税の納付期限は原則5月31日で、毎年5月頃に都道府県または市町村の税務事務所から納税通知書が送付されます
自動車税（種別割）は、毎年4月1日時点の車検証上の所有者に課せられ、排気量が小さいほど税額が低くなります。ルーミーは1,000cc以下の区分に該当するため、コンパクトカーの中でも税額が比較的お得です。
なお、自動車税の納付期限は原則5月31日で、毎年5月頃に都道府県または市町村の税務事務所から納税通知書が送付されます
ルーミーの自動車税額はいくら？
ルーミーの排気量は996ccで、「1,000cc以下」の区分に該当します。そのため、自動車税（種別割）は2019年10月1日以降に新車登録された車両で25,000円となります。
なお、2019年9月30日までに新車登録された車両の場合は、従来の税率が適用され、29,500円となります。
以下は、排気量別の自動車税額一覧です
（参照：主税局）
2019年10月1日から自動車税（種別割）の税率が改定され、1,000cc超の普通車は排気量に応じて減税されました。この改定は、消費税の増税（8%→10%）に伴う負担軽減策の一環であり、環境性能の優れた車の普及を促進する目的もあります。
ルーミーのような1,000cc以下のコンパクトカーは、経済的な負担が抑えられるため、税コストを重視する方にもおすすめです。
なお、2019年9月30日までに新車登録された車両の場合は、従来の税率が適用され、29,500円となります。
以下は、排気量別の自動車税額一覧です
| 排気量区分 | 2019年10月1日以降に新車登録 | 2019年9月30日までに新車登録 |
| 軽自動車（660cc以下） | 一律10,800円 | |
| 1,000cc以下（ルーミー） | 25,000円 | 29,500円 |
| 1,000cc超〜1,500cc以下 | 30,500円 | 34,500円 |
| 1,500cc超〜2,000cc以下 | 36,000円 | 39,500円 |
| 2,000cc超〜2,500cc以下 | 43,500円 | 45,000円 |
| 2,500cc超～3,000cc以下 | 50,000円 | 51,000円 |
| 3,000cc超～3,500cc以下 | 57,000円 | 58,000円 |
| 3,500cc超～4,000cc以下 | 65,500円 | 66,500円 |
| 4,000cc超～4,500cc以下 | 75,500円 | 76,500円 |
| 4,500cc超～6,000cc以下 | 87,000円 | 88,000円 |
| 6,000cc超 | 110,000円 | 111,000円 |
2019年10月1日から自動車税（種別割）の税率が改定され、1,000cc超の普通車は排気量に応じて減税されました。この改定は、消費税の増税（8%→10%）に伴う負担軽減策の一環であり、環境性能の優れた車の普及を促進する目的もあります。
ルーミーのような1,000cc以下のコンパクトカーは、経済的な負担が抑えられるため、税コストを重視する方にもおすすめです。
ルーミーは減税の対象になる？エコカー減税やグリーン化特例をチェック！
車の購入や所有に関わる税金には、環境性能に応じた優遇制度が設けられています。主な制度として、以下の2つがあります。
これらの制度は、低排出ガス認定や燃費基準を満たす車が対象となり、ハイブリッド車や電気自動車（EV）を中心に適用されます。
しかし、ルーミーはガソリン車のみのラインアップであるため、エコカー減税やグリーン化特例の対象外となります。
・エコカー減税（自動車重量税の軽減）
・グリーン化特例（翌年度の自動車税の軽減）
・グリーン化特例（翌年度の自動車税の軽減）
これらの制度は、低排出ガス認定や燃費基準を満たす車が対象となり、ハイブリッド車や電気自動車（EV）を中心に適用されます。
しかし、ルーミーはガソリン車のみのラインアップであるため、エコカー減税やグリーン化特例の対象外となります。
トヨタのコンパクトカーで減税対象の車は？
トヨタのコンパクトカーの中で、エコカー減税の対象となるのは以下の車種です。
一方で、グリーン化特例の対象となる車種はありません。
グリーン化特例は、以下の車が対象となる制度です。
トヨタのコンパクトカーには、EV・FCEV・PHEVの設定がないため、グリーン化特例の適用はありません。
（参照：トヨタ自動車）
・アクア（ハイブリッド車）
・カローラ スポーツ（ハイブリッド車）
・ヤリス（ハイブリッド車）
・カローラ スポーツ（ハイブリッド車）
・ヤリス（ハイブリッド車）
一方で、グリーン化特例の対象となる車種はありません。
グリーン化特例は、以下の車が対象となる制度です。
・電気自動車（EV）
・燃料電池自動車（FCEV）
・プラグインハイブリッド車（PHEV）
・天然ガス自動車（CNG車）
・燃料電池自動車（FCEV）
・プラグインハイブリッド車（PHEV）
・天然ガス自動車（CNG車）
トヨタのコンパクトカーには、EV・FCEV・PHEVの設定がないため、グリーン化特例の適用はありません。
（参照：トヨタ自動車）
まとめ｜ルーミーの排気量は経済性と実用性を兼ね備えたベストな選択肢！
ルーミーは、全グレードで排気量996ccのコンパクトカーで、経済性と実用性を兼ね備えたモデルです。
✅ コンパクトカーとしての特長
・コンパクトながら広い室内空間を確保
・排気量が小さいため、自動車税が比較的安い
・ガソリン車のみの設定ながら、十分な燃費性能を実現
✅ 走行性能のポイント
・自然吸気（NA）エンジンとターボエンジンの2種類から選択可能
・ターボエンジン搭載グレードなら、高速走行もストレスフリー
✅ ルーミーが向いている人
・日常使いがメインで、維持費を抑えたい人
・コンパクトカーでも室内の広さを重視する人
・荷物を多く積みたいファミリー層やアウトドア派の人
一方で、ルーミーはハイブリッド車の設定がなく、エコカー減税やグリーン化特例の対象外です。しかし、コンパクトカーの中では燃費性能も十分で、経済性と実用性を両立しています。もし、環境性能を最優先したい場合は、アクアやヤリスのハイブリッド車も選択肢として検討するとよいでしょう。
✅ コンパクトカーとしての特長
・コンパクトながら広い室内空間を確保
・排気量が小さいため、自動車税が比較的安い
・ガソリン車のみの設定ながら、十分な燃費性能を実現
✅ 走行性能のポイント
・自然吸気（NA）エンジンとターボエンジンの2種類から選択可能
・ターボエンジン搭載グレードなら、高速走行もストレスフリー
✅ ルーミーが向いている人
・日常使いがメインで、維持費を抑えたい人
・コンパクトカーでも室内の広さを重視する人
・荷物を多く積みたいファミリー層やアウトドア派の人
一方で、ルーミーはハイブリッド車の設定がなく、エコカー減税やグリーン化特例の対象外です。しかし、コンパクトカーの中では燃費性能も十分で、経済性と実用性を両立しています。もし、環境性能を最優先したい場合は、アクアやヤリスのハイブリッド車も選択肢として検討するとよいでしょう。
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■燃料消費率は定められた試験条件［JC08モード・WLTCモード］（国土交通省審査値）のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、エアコン使用等）に応じて燃料消費率は異なります。
■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。
【車両価格について】
■車両本体価格は'24年12月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
■車両本体価格はタイヤパンク応急修理キット付の価格です。
■車両本体価格にはオプション価格は含まれていません。
■保険料、税金（除く消費税）、登録料などの諸費用は別途申し受けます。
■自動車リサイクル法の施行により、リサイクル料金が別途必要となります。
■燃料消費率は定められた試験条件［JC08モード・WLTCモード］（国土交通省審査値）のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、エアコン使用等）に応じて燃料消費率は異なります。
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■自動車リサイクル法の施行により、リサイクル料金が別途必要となります。
