GRヤリスの馬力は304PS!進化を遂げたエンジンと性能を解説
TOYOTA GAZOO Racingが手掛ける高性能スポーツモデルとして、確固たる地位を築いているGRヤリス。特に2025年に登場したモデルは、その走行性能にさらなる磨きがかけられ、多くの注目を集めています。 中でもクルマの心臓部であるエンジンの「馬力」について、「どれくらい進化したの?」「どんな技術が使われているの?」といった関心をお持ちではないでしょうか。
この記事では、2025年モデルのGRヤリスが誇る馬力とトルクの具体的な数値から、その圧倒的なパワーを生み出すエンジン技術、そして走りの楽しさを支える駆動システムまで、詳しく解説します。 GRヤリスの進化の全貌をご理解いただき、その卓越したパフォーマンスへの期待をさらに高めていただければ幸いです。
【目次】
2025年モデルGRヤリスの馬力とトルク
GRヤリスの最高出力は224kw
最大トルク400 N・mがもたらす力強い加速
高出力を生み出すパワーユニットの進化
世界で戦うために鍛えられたエンジン
RZ“High performance”などグレードによる馬力の違い
パワーを余すことなく路面に伝える駆動システム
新開発8速AT「GR-DAT」による走行性能の向上
Dレンジのままで早く走行
進化した電子制御4WDシステム「GR-FOUR」
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モード
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前後駆動力配分(理論値)
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特徴
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|---|---|---|
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NORMAL
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前輪 60 : 後輪 40
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静的な荷重配分に合わせた前輪寄りの前後駆動力配分とすることで、通常走行領域における旋回性能と安定性を高いバランスで両立。安心感のある走りが体感できます。
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GRAVEL
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前輪 53 : 後輪 47
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加速時の荷重移動を考慮した前後駆動力配分で、トラクション性能を最大限に発揮することを狙ったモード。タイヤ摩擦円の限界領域でも4輪のトラクションを読みやすく、前へ車両を進める車両挙動としています。
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TRACK
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前輪 60~30 : 後輪 40~70
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ドライバーの操作と車両状態に応じ、駆動力をフロント寄りからリヤ寄りまで連続的に可変させるモード。操舵に応答するフロントタイヤと、アクセル操作に応答するリヤタイヤのトラクションによるコントロール性を重視しています。
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レース生まれの冷却技術「クーリングパッケージ」
エンジンの高出力化と新開発8速AT「GR-DAT」の導入。そのポテンシャルを余すことなく引き出し、限界領域での走行でも安定したパフォーマンスを持続させるために、さらなる冷却性能向上が求められました。
このクーリングパッケージの開発背景には、スーパー耐久シリーズというモータースポーツの現場で得た、過酷な経験が活かされています。レース中、モリゾウ選手の車がエンジンの冷却トラブルで止まったものの、現場で問題を確認して対策を実施。その経験を開発に反映し、市販車が改良されました。
GRヤリスには、空冷・水冷式のATFクーラーをはじめ、サブラジエーターやブレーキダクトといった専用装備を追加。あらゆる走行シーンを想定した万全の冷却対策を実現しています。
クーリングパッケージの詳細
[A]サブラジエーター
メインラジエーターと並列に車両右前方に配置。エンジン全体の冷却効率を向上させ、高負荷が続く場面での連続走行を可能にします。
[B]コールドエアインテークダクト
外気をより効率的に取り込む専用設計のインテークダクト。吸気温度の上昇を抑制し、エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出します。
[C]インタークーラースプレー
スイッチ操作で、ラゲージ内のタンクからインタークーラーに水を噴射。強制的に吸気温度を下げることで、特に外気温が高い過酷な状況下でも、エンジン本来のパワーを維持します。作動時間は競技時間を考慮した150秒に設定されています。
[D]ブレーキダクト
走行風を的確にブレーキへ導き、過酷なブレーキングでも安定した性能を発揮させます。
[E]空冷ATFクーラー
GR-DAT(8AT)搭載車に標準装備。オートマチックトランスミッションフルードを効果的に冷却し、スムーズかつダイレクトなシフトフィールを維持します。
[F]エンジンアンダーカバー&プロテクター(フルカバー[NACAダクト付])
床下の整流効果と冷却効率を高めるNACAダクト付きのフルカバータイプも設定。
走りの哲学を具現化するGRヤリス
1. 軽量・高剛性ボディ
車の走りの基本となるボディには、「軽量」「低重心」「高剛性」という三大要素を徹底的に追求しました。
●軽量・低重心: フロントフード、左右ドア、バックドアにはアルミ素材を使用。そしてルーフには、複雑な形状成形を可能にする新工法のカーボン素材「C-SMC」を採用。大幅な軽量化と劇的な低重心化を実現し、軽快なスポーツ走行性能に直結させています。さらに、補機バッテリーをラゲージスペース床下に配置することで、59:41の前後重量配分を実現しています。
●高剛性: ドライバーの操作に遅れなく、意のままに応答する強靭なボディを実現するため、ホイールハウスや開口部まわりに専用の骨格構造を構築し、剛性を高めました 。さらに、特殊な構造用接着剤の使用範囲を約24%拡大し、スポット溶接の打点を約13%増し打ちするなど、部品同士の結合剛性を大幅に高めています。これにより、コーナリングや高速走行時でも優れた操縦安定性を確保しています。
2. エアロダイナミクス
車両の運動性能は、目に見えない空気の流れをいかに味方につけるかで決まります。TOYOTA GAZOO Racing WRCチームの施設で繰り返された風洞実験と、彼らとの妥協なき対話から、世界最高峰のエアロダイナミクスが生まれました。
ラリーシーンでの勝利を狙い、ルーフ後端を下げてリヤスポイラーに効率よく風を導く専用ボディを開発。フロントのロアスポイラーやコーナー部、絞り込んだリヤの造形により、ダウンフォースを高めます。
3. 専用プラットフォームとシャシー剛性向上
4. サスペンションと専用チューニング
タイヤの性能を最大限に引き出し、いかなる路面も捉え続ける足回りを追求しました。
●基本構成:フロントには軽量高剛性なストラット式を、リヤには高い応答性とグリップ力を誇るダブルウィッシュボーン式を採用。さらに、フロントのショックアブソーバーとボディの締結ボルトを1本から3本に増やすことで、操舵に対する応答性を高めています。
●グレード専用のサスペンションチューニング:スーパー耐久や全日本ラリーに参戦するプロドライバーと共に、サスペンションを徹底的に磨き上げました。その特性はグレードごとに異なり、それぞれにマスタードライバーの息吹が吹き込まれています。
5. ブレーキシステム
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まとめ
この記事では、2025年モデルとして大きな進化を遂げたGRヤリスの馬力と、その背景にある技術について解説しました。
GRヤリスは、ただ速いだけのクルマではありません。ドライバーの「走りたい」という情熱に、どこまでも応えてくれる特別な一台です。その興奮を、ぜひご自身で体感してみてください。
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📅 本記事の内容は2025年10月時点の情報です。
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【燃料消費率について】
■燃料消費率は定められた試験条件[JC08モード・WLTCモード](国土交通省審査値)のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
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【車両価格について】
■車両本体価格は'25年10月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
■車両本体価格はタイヤパンク応急修理キット付の価格です。
■車両本体価格にはオプション価格は含まれていません。
■保険料、税金(除く消費税)、登録料などの諸費用は別途申し受けます。
■自動車リサイクル法の施行により、リサイクル料金が別途必要となります。
