現在販売されている現行ハリアーのボディサイズは以下のとおりです。

【ガソリン車】 ※[ ]は4WDの数値
引用：[ハリアー主要諸元表｜トヨタ自動車]

　【ハイブリッド車】 ※[ ]は4WDの数値
引用：[ハリアー主要諸元表｜トヨタ自動車]

【プラグインハイブリッド車】 引用：[ハリアー主要諸元表｜トヨタ自動車]

　これらのボディサイズを比較すると、ハリアーはガソリン車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車のいずれも車幅や全高は共通していることがわかります。

　ただし、グレード別ではG・Sグレードの最小回転半径が5.5m、Zグレードの最小回転半径が5.7mと数値に違いがあります。最小回転半径は、車の小回りのしやすさを示す指標です。この数値が小さいほど小回りが利きやすいため、狭い場所でのUターンや駐車時にはG・Sグレードの方が運転しやすいと感じるかもしれません。

　現行ハリアーの車幅は、歴代モデルと比較してどう違うのでしょうか？ここでは、歴代ハリアーと現行ハリアーのボディサイズを比較してみましょう。
 

発売時期	全長（mm）	全幅（mm）	全高（mm）
2025年2月	4,740	1,855	1,660
2020年6月	4,740	1,855	1,660
2017年9月	4,725	1,835	1,690
2014年12月	4,720	1,835	1,690

引用：[ハリアー主要諸元表2014年],[ハリアー主要諸元表2017年],[ハリアー主要諸元表2020年],[ハリアー主要諸元表2025年]

　ボディサイズを比較すると、2020年6月のフルモデルチェンジ（現行モデル登場）でハリアーのボディが全体的に大きくなっていることがわかります。特に車幅は20mm（2cm）増加し、1,855mmとなりました。

　車幅が2cm大きくなると、立体駐車場や狭い道では不安を感じるかもしれません。ただ、感じ方は人それぞれですので、実際に試乗をしてみることをおすすめします。

　RAV4は、トヨタのSUVの中でも特にオフロード走行に適した特長を持つ人気の車種です。ハリアーとのボディサイズの違いは以下のとおりです。

　ここでは、ガソリン車のGグレードの数値で比較します。
 

車種	ハリアー	RAV4
グレード	G	G
全長（mm）	4,740	4,600
全幅（mm）	1,855	1,855
全高（mm）	1,660	1,685
室内長（mm）	1,880	1,890
室内幅（mm）	1,520	1,515
室内高（mm）	1,215	1,230
最小回転半径（m）	5.5	5.5
最低地上高（mm）	195	195
車両総重量（kg）	1,845 [4WD：1,905]	1,865

引用：[ハリアー主要諸元表｜トヨタ自動車],[RAV4主要諸元表｜トヨタ自動車]

　RAV4とハリアーは、全幅は同じ1,855mmです。そのため、日常での取り回しのしやすさに両車の違いはほとんどないと言えるでしょう。

　この2つの車種は、SUVとしてのコンセプトやデザイン性で差別化が図られています。「アクティブな生活を楽しむこと」を目指したRAV4に対し、「たくましく、エレガントな都市型SUV」のハリアー。デザインの違いにも注目してみてください。

　トヨタのSUVの中でも、クラウン（スポーツ）はクラウンシリーズから新しく登場したスポーツタイプのSUVです。

　ここでは、ハイブリッド車のZグレードの数値で比較します。
  引用：[ハリアー主要諸元表｜トヨタ自動車],[クラウンスポーツ主要諸元表｜トヨタ自動車]

　ボディサイズを比較すると、クラウンスポーツの方がハリアーよりも全幅が広いことがわかります。一方で、室内長や室内高を比較すると、ハリアーの方がより広い室内空間を有しています。
　どちらも優雅な空間を有する車ですが、SUVの特性を感じるハリアーとセダンであるクラウンをベースに感じるクラウンスポーツと特長が異なることが分かります。

　ハリアーの車幅による取り回しやすさに不安を感じる方は、ガソリン車のG・Sグレードやハイブリッド車のGグレードを検討するのがおすすめです。

　これらのグレードは、Zグレードと比較してタイヤサイズや装備のボリュームが控えめな傾向にあります。そのため、運転しやすいと感じる方や、最小回転半径が小さいため小回りが利きやすいと感じる方が多いかもしれません。

　たとえば、Gグレードは18インチタイヤ、Sグレードは17インチタイヤを採用しています。タイヤサイズが小さいことで、ステアリングの応答性や乗り心地がややソフトに感じられる傾向があり、運転時の不安解消にもつながるでしょう。

　実際に販売店で見積もりを取る際には、タイヤサイズの違いを確認したり、可能であれば試乗して乗り心地を比較することをおすすめします。

　ハリアーの車幅による運転への不安がある方は、先進のサポート機能を積極的に活用することが大切です。

　ハリアーには、車両を上から見下ろすような映像を映し出す「パノラミックビューモニター」が搭載されています。この機能を活用することで、駐車時の不安を大きく解消できるでしょう。

　たとえば、パノラミックビューモニターがあれば、狭い立体駐車場や縦列駐車も、画面表示と音声ガイドでスムーズに行えます。一人で運転している場合でも、安心して駐車できるでしょう。さらに、サイドクリアランスビュー、コーナリングビュー、アンダーフロアビューといった機能も活用すれば、駐車時だけでなく、狭い道でのすれ違い（離合）など、様々な場面で役立ちます。

　ハリアーにはToyota Safety Sense（トヨタセーフティセンス）も搭載されており、運転中の予防安全機能も充実しています。

　車幅が広くても、安心して快適なドライブを楽しめるために、これらの運転サポート機能がハリアーには搭載されています。

　ハリアーのサイズ感が本当に自分に合っているか気になる方は、まずは試乗で実際に確かめてみるのが一番です。

　なぜなら、試乗してみたことで「思ったより小回りが利く」「視界が広く感じられる」など、新たな発見があることも多く、また、カタログで見る数値が実際の運転感覚と繋がるからです。

　実際に自分が普段運転するような道を走ってみることで、自分にとって最適な運転席の高さや視界の広がり、ステアリングの滑らかさなどを確認できます。

　ディーラーや販売店で試乗をご希望の場合は、事前に予約をしておくのがおすすめです。ウエインズトヨタ神奈川では、ハリアーの試乗を承っています。事前にご予約いただければ、待ち時間なしでスムーズにご案内し、乗り心地を試した上で見積もりやご相談も可能です。

　試乗についての詳しいポイントはこちらにまとめていますので、ぜひご参考にしてください。